公開講座 OPEN TRADITION 2026『川本喜八郎 生誕 101 周年 知られざる長編作品との邂逅』

日本のアニメーション芸術への貢献者にフォーカスする「OPEN TRADITION」。

今回は人形アニメーションの第一人者、川本喜八郎監督の生誕 101 周年に因み、1981 年に完成しながらも上映機会が希少だった長編「蓮如とその母」のスクリーン上映と、研究者、当時のクリエイティブスタッフによるトークステージの2部構成で、知られざる川本作品の一面と、総じて見えてくる川本アニメーション作品世界の真実に迫ります。


●日時:2026年1月12日(月・祝)

【開場】13:00

【講演】13:30〜15:00 第一部 上映『蓮如とその母』

    15:30〜17:30 第二部 トーク

定員:先着80名(入場無料) ※ 当日12:30より、整理券を配布します。

会場:東京藝術大学大学院映像研究科 馬車道校舎 大視聴覚室

アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」5,7番出口すぐ

     (〒231-0005 神奈川県横浜市中区本町4-44)

主催:東京藝術大学大学院映像研究科 / 横浜市にぎわいスポーツ文化局

※本講座は、東京藝術大学大学院映像研究科と横浜市にぎわいスポーツ文化局が連携して行う地域貢献事業です。

協力:川本プロダクション

※ 予告なく演題、上映作品を変更する場合がございます。ご了承ください。


《登壇者》

横田 正夫[ 医学博士、博士(心理学)]

日本大学元教授、日本アニメーション学会理事。臨床心理学からアニメーション研究を行う。著書に『アニメーションの臨床心理学』(誠信書房)、『アニメーションとライフサイクルの心理学』(臨川書店)、『大ヒットアニメで語る心理学』(新曜社)、『アニメーションの前向き行動力』など、編著書に『アニメーションの事典』(朝倉書店)、『アニメーションの心理学』(誠信書房)など。

 

峰岸 裕和[ ストップモーションアニメーター ]

1955 年栃木県生まれ。東京デザイナー学院アニメーション科を卒業、日本を代表する人形アニメーション作家である川本喜八郎氏に師事。「道成寺」「火宅」「蓮如とその母」「いばら姫または眠り姫」など多数の作品に参加。NHK BS『どーもくん』シリーズ、Netflix「リラックマとカオルさん」。またCMでも、「花王キュキュット」、「ゼスプリキウイ」、「はちみつきんかんのど飴」ほか多数のアニメーションを手掛ける。2025 年はフランスのヴァンドームにあるスタジオでアニメーション作家 Tiny Inventions の新作撮影に参加。

 

【企画・進行】

伊藤 有壱[ 本学アニメーション専攻教授(立体アニメーション領域)]

1962 年生まれ。アニメーションディレクター。VFX,CG スタジオを経て 1998 年 I.TOON Ltd.を設立、同主宰。代表作に「ニャッキ!」、「HARBORTALE」、「キュキュット」CM、「ポンデライオン」CM、「CLAYTOWN」プロデュース等。ASIFA-JAPAN 理事。日本アニメーション協会監事。

 


《OPEN TRADITION とは》

東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻 では 2008 年開設以来、横浜市からの受託事業の一環として公開講座を開催しています。本講座では、東京藝術大学上野校地からの卒業生が日本のアニメーション表現に残した業績にスポットを当て、現役学生との関係を再認識し、わが国のアニメーション教育における知の足跡を体系化してゆく試みを模索します。東京藝術大学の 130 年を超える歴史から生まれた才能が、日本のアニメーションに受け継いだ「伝統」をテーマに開催します。 2018 年で第一ステージを終えた本企画は、新たに日本のアニメーションヒストリーの貢献者を対象に再開します。

 


●お問い合わせ先

○東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻

○E-mail:anim_contact@ml.geidai.ac.jp

○電話:045-227-6041(平日10:00~17:00)

○専攻webサイト:https://animation.geidai.ac.jp