【10/18】オープンシアター|私の撮影術〜サビーヌ・ランスランを迎えて
2019.10.01
東京藝術大学大学院映像研究科オープンシアター
私の撮影術〜サビーヌ・ランスランを迎えて
【上映作品】『私たちの狂気』(監督:ジョアン・ヴィアナ)
【講師】サビーヌ・ランスラン(撮影監督)
【日時】2019年10月18日(金) 17:30 開場/18:00 開映
【場所】東京藝術大学 横浜校地 馬車道校舎3F 大視聴覚室
※入場無料・予約不要
※上映後に特別講義あり(通訳つき)
【お問合せ】opengeidai@gmail.com
【主催】東京藝術大学大学院映像研究科 横浜市文化観光局
【協力】山形国際ドキュメンタリー映画祭
東京藝術大学大学院映像研究科は横浜市文化観光局との共催で、映画上映会や講演会など、市民に開かれたイベント「オープンシアター」を定期的に開催しています。
フランスを代表する撮影監督のひとりであり、フランスの女性撮影監督の第一世代に属するサビーヌ・ランスラン。今回は彼女を招き、撮影を担当した近作『私たちの狂気』(監督:ジョアン・ヴィアナ/山形国際ドキュメンタリー映画祭2019にて国内初上映)を上映しながら、彼女の特別講義を開催。その撮影術の秘密について、おおいに語っていただきます。この貴重な機会をぜひお見逃しなく。
サビーヌ・ランスラン Sabine Lancelin
1959年、アフリカ生まれ。フランスの女性撮影監督の第一世代に属する。つねにインディペンデント映画を支持し、その制作に関わり、クオリティが高く、オリジナリティのある映画を積極的に擁護してきた。この10年間は、マノエル・ド・オリヴェイラの作品の数々に関わった。他にもシャンタル・アケルマンの『囚われの女』、ミシェル・ピッコリの『黒い海岸』で撮影監督を務め、エリック・ロメール(『友だちの恋人』)、ピエール・シェンデルフェール(『愛と戦火の大地』)、ラウル・ルイス(『見出された時―「失われた時を求めて」より―』)、フィリップ・グランドリュー(『Sombre』)、アラン・ギロディ(『キング・オブ・エスケープ』)、ロラン・アシャール(『Ultimate Screening』)など、多くのフィルムメーカーたちと仕事してきた。マリー=フランス・ピジェ、ジャック・マラテール、ジョジアーヌ・バラスコ、ジョアン・ヴィアナといった幅広い監督たちとも組んでいる。フランスの映画学校フェミスの撮影科の学科長。また山形国際ドキュメンタリー映画祭2019ではンターナショナル・コンペティション部門の審査員を務める。
『私たちの狂気』(原題:Our Madness)
モザンビーク・ギニアビサウ・カタール・ポルトガル・フランス/2018年/90分/ツワ語・スワヒリ語/カラー・モノクロ/日本語字幕つき
◉監督・脚本・ナレーション:ジョアン・ヴィアナ|撮影:サビーヌ・ランスラン
◉出演:エルナニア・ハイーニャ ベルナルド・ギアンバ ロザ・マリオ フランシスコ・ムシャンガ ジャネス・ムテンバ ママドゥ・バイオ
ルーシーはモザンビークの精神病院に入院している。彼女は幼い息子ハニクと、戦場の兵士である夫パクの夢を見る。その背後で奇妙な楽器が音を奏でる。それは彼女のベッドだ。エルナニアの卓越した音楽の才能が、病院の看護師たちの目に留まる。ある日、彼女の歌がラジオ番組で流れ、「ラジオ・モザンビーク」の福音派の牧師であるローザは、ルーシーの歌を聴くために病院へ行く。ルーシーは牧師の訪問を、病院を抜け出すチャンスととらえる。2018ベルリン国際映画祭フォーラム部門出品作品。