映画専攻のカリキュラムは「ゼミナールを含む講義」と実際に映画制作をおこなう「映画制作実習」の2本柱から成り立っています。
入学者は領域別にゼミナール形式で専門的指導を受けます。また同時に、映画作品・作家論、映画技術論、脚本論、ドキュメンタリー映画論などの必修科目の講義を受け、映画制作人としての総合的な教養を学びます。
「映画制作実習」においては、入学から修了までに3つの実習(夏期オリエンテーション実習、冬期実習、YOUTUBE企画 注1〜3)と修士論文にあたる終了作品制作(注4)があります。それらの制作費は作品規模に応じて実習費として用意されます。1年次は実習を通じて映画制作の共同作業の行程を総合的に理解すると同時に、個々人の技能を高めます。2年次には再度、短編制作を行い、技能を表現として発展させます。そして、「修了制作」では、それまでに身につけた知識や技能を最大限に発揮し、国際映画祭への出品も視野に入れた水準の作品を目指します。
注1) 夏期オリエンテーション実習: 短編映画制作、映画の撮影から完成までの共同作業の行程を総合的に理解する
注2) 冬期実習:監督領域学生らが企画を立ち上げ、オリジナル脚本をもとに映画製作をする
注3)YOUTUBE企画:脚本領域学生が主体となり、YOUTUBEにアップロードする会話劇(短編映画)を作成する。
注4) 修了制作:グループごとの作品制作、作品についての小論文を含む、また、脚本領域については長編脚本を修士論文とする