OPEN THEATER 2024『大江崇允特集』

東京藝術大学大学院映像研究科では、注目すべき国内外の映画作家の特集をおこなってきましたが、今回は大江崇允を取りあげます。

濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』の共同脚本により、カンヌ国際映画祭脚本賞を受けたことでも知られてますが、彼の本領は監督にあります。

それは、日常を描いていながら、いつしか他では体験したことにない不思議な世界に導かれ、映画というメディアを再考させる力を持った作品なのです。

内容も内容ですが、手法も大胆で、その演出力は現在の日本映画界でも飛び抜けていると言わざるを得ません。映画の未来を託すに値する存在なのです。

本イベントでは代表作の『適切な距離』と『鯨の骨』を上映し、大江崇允的映画世界を大江さんご自身と映画作家であり映画批評家でもある葛生賢さんに語っていただきます。

    


      • OPEN THEATER 2024 

      • 「大江崇允特集」 12月7日(土) 開催

      • 12:30 開場・受付開始

      • 13:00 – 13:10 ご挨拶・作品紹介

      • 13:10 – 14:43『適切な距離』上映(2012年、93分)

      • 14:45 – 14:55(休憩)

      • 15:00 – 16:28『鯨の骨』上映(2023年、88分)

      • 16:40 大江崇允監督・葛生賢(映画批評家・映画作家)トーク

      • 聞き手 筒井武文(東京藝大大学院映像研究科 映画専攻教授)

        18:00 終了予定

      • 会場 横浜市中区本町4-44 東京藝術大学大学院映像研究科馬車道校舎3F(大視聴覚室)

      • 入場 無料

      • 座席 自由(先着順)

      • 定員 100名
      • 事前申込制 2024年11月7日(木)10:00~ 受付開始
      • ⇩上記日時になりましたら申込フォームのリンクがこちらに表示されます⇩
      • ※13:10の上映開始後、防犯上の理由により鉄扉を施錠いたします。途中からの参加は出来かねますので、お申し込みの際にはご注意ください。

 


登壇者プロフィール

大江崇允 (Takamasa OE)

1981年、大阪府出身。映画作家。
近畿大学で演劇を専攻し、演出家の大橋氏よりフランスの演技システムであるルコック・システムを学ぶ。

卒業後も演出や俳優として舞台作品に携わった後、映画制作を始める。
これまでの監督・脚本映画に『鯨の骨』(23)、『適切な距離』(11)、『美しい術』(09)などがある。
ドラマの演出では『君は放課後、宙を飛ぶ』(18/TBSサービス・東映)、『すべて忘れてしまうから』(22/Disney+)。脚本では『恋のツキ』(18/TX)、『ガンニバル』(22/Disney+)、『ワンダーハッチ−空飛ぶ竜の島−』(23/Disney+)などがある。映画『ドライブ・マイ・カー』(21)では共同脚本を手掛け、濱口竜介監督と共に、カンヌ国際映画祭や日本アカデミー賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞などで脚本賞を受賞。

 

 

 

 

 


葛生賢

1970年生まれ。映画批評家。映画作家。
共著に『アジア映画の森ーー新世紀の映画地図』(作品社、2012年)、『映画を撮った35の言葉たち』(フィルムアート社、2017年)、『レオス・カラックス』(フィルムアート社、2022年)。
監督作品に『吉野葛』(2003年)など。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

主催:東京藝術大学大学院映像研究科 横浜市にぎわいスポーツ文化局

※本講座は、東京藝術大学大学院映像研究科と横浜市にぎわいスポーツ文化局が連携して行う地域貢献事業です。

問い合わせ先:東京藝術大学大学院映像研究科 geidaimovie@gmail.com / 050-5525-2681(公開講座担当)