映画専攻で「国際合同講評会2017」をおこないました
2017.03.24
映画専攻では、3月10日と11日の2日間、国際協定校の4校から教授らを招聘して国際合同講評会をおこないました。講評会の初日は、夏期短編作品4本の上映と講評をおこないました。
講評会では、招聘教授から忌憚のない意見が学生たちに向けられ、技術的に不足している箇所や表現として伝わってない箇所、作品に対する異なるアプローチ方法の提案など各大学の教育メソッドに基づいた意見に学生たちは勿論のこと、藝大教職員にも大変有意義な時間となりました。二日目は各大学の短編映画2本を英語字幕で上映しました。
上映後は招聘教授と映画専攻教授による映画制作・教育におけるパネルディスカッションがおこなわれました。
学生は海外の同年代の学生の作品を見るだけでなく、どのような条件(予算や期間)で制作をされたかを聞くことができ大いに刺激を受けていました。パネルディスカッションでは、各大学の映画教育、制作方法や状況についてディスカッションがおこなわれ、学生たちからも積極的に質問がでていました。
講評者・パネリスト
— ブリス・コヴァン(La Fémis)
— シャハーブ・エスファンディアリ (Tehran University of the Arts)
— パク・キヨン( Dankook University)
— 浦田 秀穂 ( LASALLE College of the Arts)
— 黒沢 清(東京藝術大学)
— 諏訪 敦彦(東京藝術大学)
司会 筒井 武文(東京藝術大学)
⚪️ラサール芸術大学上映作品
「アヴェ・マリア」監督:アロン・B.カストロ (18分/フィクション・2016)
「妻たちを探す」監督:ズッキ・ジュノ・トブギー(12分/ドキュメンタリー・2016)
⚪️壇国大学上映作品
「オール アイ アスク」監督:パク・キュリー(27分/フィクション・2016)
「誰もいない家」監督:キム・ウンピョン(20分/フィクション・2016)
⚪️テヘラン芸術大学上映作品
「ミツバチたちのはかない死」(26分)
「ソルメー」(11分)
⚪️フェミス上映作品
「おしゃべりな恋人」 監督:アンナ・カゼノワーカムベ (13分/フィクション・2016)
「蛍」 監督:ウィリアム・ラボーリ監督 (21分/フィクション・2015)