『映画学』リピット水田教授(南カリフォルニア大学)
2017.07.08
7月3日から7日にかけて南カルフォルニア大学のリピット水田堯教授による「映画学」の集中講義が開講されました。今年度は、トビー・フーパー『ポルターガイスト』、アレクサンドル・ソクーロフ『エルミタージュ幻想』、アルフレッド・ヒッチコック『めまい』、ケン・マクマレン『ゴーストダンス』、ヴィム・ヴェンダース『ベルリン天使の詩』、アピチャッポン・ウィーラセタクン『ブンミおじさんの森』、デビッド・クローネンバーグ『戦慄の絆』を「幽霊」というキーワードに基づき、フロイトの「不気味なもの」、そして、ジャック・デリダの「映画+精神分析=幽霊の科学」というテーゼを援用しながら、映画記号論的、また、作品が持つ時代背景の考察を含んだ社会学的観点からの分析を行って頂きました。