小中高校生を対象とした「藝大スクール・シアター」開催のお知らせ

横浜に拠点をおく東京藝術大学大学院映像研究科が、小学生、中学生、高校生らを対象とした映像教育のプログラム「藝大(げいだい)スクール・シアター」を開催します。 映画、メディアアート、アニメーションの分野の教授陣が、映像の楽しさをお伝えします。

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メディアの多様化が進み、映像が日常の一部として人々の生活に入り込んでいる今日、映像をどう見ればよいかについてのメディア・リテラシー教育が必要とされています。特に心身の発達過程にあるこどもたちに対しては、映像を見る、感じる、読み解く方法を教える必要があり、それが映像の時代に生きるこどもたちの基礎となる能力となるのではないかと考えます。また、こどもたちが、人生の早い時期に優良な映像作品や映像制作者と出会うことによって、より豊かな感受性や想像力を育むことができるのではと考えています。  東京藝術大学大学院映像研究科は、2005年に設立されて以来、映画、メディアアート、アニメーションの分野で映像作品の制作、研究に携わってきました。その成果を生かし、次世代のこどもたちの映像鑑賞教育に取り組む企画を行います。

東京藝術大学副学長(国際・ダイバーシティ推進担当)
大学院映像研究科教授
岡本美津子

 


▶︎ 第1回 「数学って、そういうことだったのかシアター」


学生(神奈川県在住または在学)、教育関係者対象 〈事前申し込み制(先着順)〉※後日対象が拡大される可能性があります。

講師:佐藤 雅彦(東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻教授)
日時:平成30年12月16日(日)14:00~16:00
内容:数学は、一般的には難しいもの、厄介なものと思われています。ところが、映像の力をもってすれば、それがとんでもなく面白く、分かりやすいものになるのです。この講義では、「ピタゴラスイッチ」や「考えるカラス」といった教育テレビ番組を作ってきた佐藤雅彦教授ならではの、驚くべき数学を観ることができます。そして、それがどのような映像手法によって生まれてきたのかも解説されます。

Photo:Takuji Okada

 


講師プロフィール

「ポリンキー」「バザールでござーる」などのCM、「だんご3兄弟」などの歌の制作ほか、NHK・Eテレ「ピタゴラスイッチ」「0655」「考えるカラス」などのユニークな教育番組を制作。2011年芸術選奨、2013年紫綬褒章などを受章。2014年・2018年カンヌ国際映画祭短編部門正式招待。 専門は、教育方法と表現方法。「どうしたら、それが伝わるか」をテーマに、映像・アニメーション・歌・グラフィックデザインにおける新しい表現手法を開発。脳科学の知見を基とした表現の研究など、分野を超えた活動を行っている。


【申し込み方法】

第1回に参加を希望する方は、以下のWEBサイトよりお申し込み下さい。当選は先着順となります。

《申し込みページ》
受付は終了致しました。

対象:対象:神奈川県在住または在学の学生(中学生〜大学院生、専門学校生)、教育関係者(在住・在勤地は問いません)(※後日対象が拡大される可能性があります。)
定員:90名(先着順)
記載事項:参加者氏名、フリガナ、住所、メールアドレス、学校名、学年、人数

12/9追記
※本講座は定員に達したため、お申込み受付を終了致しました。

12/5追記
※本講座は、参加の対象を「学生(神奈川県在住または在学)、教育関係者(在住・在勤地は問いません)」に変更いたしました。神奈川県在住または在学の高校生のみならず、学生(中学生〜大学院生、専門学校生)のみなさまにもご参加いただけることになりました。

11/19追記
※本講座は、神奈川県在住在学の高校生が主対象ですが、在住在勤地にかかわらず、教員など、教育関係者のみなさまにもご参加いただけることとなりました。

 


▶︎ 第2回 「映画の撮影とは~プロの撮影監督に学ぶ~」


一般(中学生以上)対象 〈事前申し込み制(先着順)〉※後日対象が拡大される可能性があります。

講師:柳島克己(東京藝術大学名誉教授)
日時:平成31年2月23日(土)14:30~16:30
内容:プロの現場では、映画はどのように作られているのだろう。北野武監督作品の撮影の多くを担当し、その作品が日本アカデミー賞最優秀撮影賞など、多数の撮影賞を受賞している柳島克己監督が、写真などで現場の様子を解説し、実際にプロのカメラや照明機材に触れながら、プロの映画撮影現場について実地を交えて解説する。

 


講師プロフィール

撮影監督。 1988年『cfガール』で劇場作品デビュー。 その後、北野武監督作品の撮影の多くを担当
1995 「キッズ・リターン」監督・北野武 ヨコハマ映画祭撮影賞
2001 「GO」監督・行定勲 日本アカデミー賞最優秀撮影賞
2002 「Dolls ドールズ」監督・北野武 日本アカデミー賞撮影賞
2003 「座頭市」監督・北野武 日本アカデミー賞最優秀撮影賞
2009 「ディア・ドクター」監督・西川美和 日本アカデミー賞優秀撮影賞
2009 「ディア・ドクター」監督・西川美和 ヨコハマ映画祭撮影賞
2011 東京芸術大学大学院映像研究科(映画専攻)の教授に就任
2018 東京藝術大学名誉教授に就任

 


【申し込み方法】

第2回に参加を希望する方は、以下のWEBサイトよりお申し込み下さい。当選は先着順となります。

《申し込みページ》
受付は終了致しました。

対象:一般(中学生以上)(※後日対象が拡大される可能性があります。)
定員:50名(先着順)
記載事項:参加者氏名、フリガナ、住所、メールアドレス、学校名、学年、人数

2/20追記
※本講座は定員に達したため、お申込み受付を終了致しました。

2/9追記
※本講座は、参加対象を学生のみとしておりましたが、在住在学地にかかわらず、また学生に限らず、広く一般のみなさまにもご参加いただけることとなりました(ただし中学生以上)


2/2追記
※本講座は、参加の対象を「学生(在住地は問いません)」に変更いたしました。全国の学生(中学生〜大学院生、専門学校生)のみなさまにもご参加いただけることになりました。

1/19追記
※本講座は、参加の対象を「中学生(在住地は問いません)」に変更いたしました。神奈川県在住または在学の中学生のみならず、全国の中学生のみなさまにご参加いただけることになりました。

 


▶︎ 第3回 「世界のショートアニメーションと出会う」


小学生対象 〈指定校のみ(一般の受付は行っておりません)

講師:伊藤有壱(東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授)
内容:描かれた絵や人形が、生きているように動く「アニメーション」。 アートとして作られた世界のショートアニメーション作品(作品名は当日公表)を 鑑賞した後、作品のテーマや技術などを、資料と実演を交えながら解説する。

 


講師プロフィール

アニメーションディレクター。被写体に主に粘土を使った「クレイアニメ−ション」や、CG・デジタル技術を融合したアニメーション映像を手がける。NHK Eテレ「ニャッキ!」をはじめ、多くのテレビCM、番組、ミュージックビデオに参加。  文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員、広島国際アニメーションフェスティバル国際選考委員等務める。日本アニメーション協会理事。

 


【イベント内容等について】
東京藝術大学大学院映像研究科
担当:久保田・王
TEL: 050-5525-2671
E-mail: shomu.fm@ml.geidai.ac.jp
※受付時間: 9時〜17時(土日・祝日を除く)

【参加申込み等について】
株式会社フリッカ
担当:村上
E-mail: flickercorporation@gmail.com
※土曜・日曜・祝日にいただいたものについては、
※翌営業日以降の回答となる場合がございますので、予めご了承ください。