OPEN STUDIO 2023 ギャラリー・ツアー

OPEN STUDIO 2023では、一般市民の方を対象に作品解説を行うギャラリー・ツアーを開催します。学生自らが会場にて作品の意図や制作プロセスを解説します。

時間：各日13:00-, 17:00-
※各回のツアー内容は同一です。
所要時間：40-60分
受付方法：当日は各回10名程度の定員で受け付けます（先着順）。
ご希望の方は会場受付にて整理券を配布します。

インターメディア特別演習Ⅱ 「横浜中華街で避難訓練を実施する」
担当教員：高山明

インターメディア特別演習Ⅱでは、「避難訓練」という課題に取り組みました。 各々が解釈した避難訓練を横浜中華街で実施しています。実施にあたっては、横浜中華街という複雑な歴史や文化をもった地域について、文献の調査や現地のリサーチを行い、制作につなげています。 この課題においての避難訓練とは、現実に起こる災害からの訓練とは限りません。リアルな空間にバーチャルな空間を重ね、リサーチをすることで迂回路を発見し、危機的状態から避難する「架空の」プロジェクトです。プロジェクトを成功させるために、コンセプトを練り、それぞれの「ドラマトゥルギー」を探求しました。発表形式には「レクチャープレゼンテーション」を採用しています。中華街をリサーチし、自分が何を避難訓練と解釈したのか、実際に観客を前にしてプレゼンテーションを行いました。未知の感染症に怯え続け、画面越しに世界や他者と接し続けた私たちが、生身の観客と向き合う時、作品を開く（見せる）とはどういうことなのか？ 翻ってメディアとは何なのか？について課題を通して学んでいます。

出演者
王 憶雪、松橋 萌、櫻井 想、吉田 航、古池安由実、小林幹太（上演順）

時間：16:00-17:00(開場15:50)
会場、受付：1F上映室
定員：20名(先着順にて受付。定員を超えた場合は立ち見での観覧も可能)

※入場整理券配布でのご案内になります。
※各日15:00より、1F上映室前で整理券を配布いたします。
枚数に達し次第配布終了いたします。配布状況は公式SNSをご確認ください。
※未就学児を除く全てのお客様一人につき、一枚配布させていただきます。
※15:50になったら、整理券をお持ちのお客様から入場を開始

VR作品《転位する蛹のための地平》
修士二年 伊藤道史

日本各地に埋められた地震計のリアルタイムデータや、過去30日分の地面の揺れの変化を映したVR。 無数に仮想空間が生成される現代、その幻想性/仮設性の中で、我々が地に足をつく地面・根拠の存在を 確かめ直し、VRが立ち上げうる空間の特性を探っている。 プレートテクトニクスによって変化を続ける土地と、その土地に紐づく座標系や体系へと立ち帰る。

【予約はこちらから】　→　https://www.jicoo.com/t/MichibumiIto/e/GroundsFor

上演作品《防災無線通信》
修士二年 永田風薫

ホーンスピーカーから構成されるサウンドアート作品。時報楽器や公共防災無線として流されるメロディを モチーフに制作した音楽を展示空間に設置します。全国1700箇所の自治体に配備される防災無線が伝えるように、 かつて起こった、今まさに起こっている、これから起こるかもしれない出来事をインストールします。

会場　1F-3F階段
上演時間　12:00-12:02
　　　　　15:00-15:02
　　　　　19:15-15:30

※12:00,15:00は短縮版での上演になります。
※19:15のみ、非常に大きな音が出ます。鑑賞の際はお気をつけください。