修士一年の映像作品は、一つの上映室で上映されます。会場に入ったあと、中庭に出ていただくと、向かい側に部屋があります。そこで上映を行います。プログラムごとに、まとめて上映します。
シングルチャンネル・ビデオ
約14分
本作は、蝶にまつわる私的な夢のイメージや、曖昧な幼少期の記憶を通して、容易には揺るがない権力構造に触れ、そこへ抵抗することを試みる。 火の光、反射する映像、そして夢の断片は、自由を希求する魂への祈りとして、また微弱でありながらも持続する「抵抗」として立ち上がる。
シングルチャンネル・ビデオ
約13分
そよ風に重く打ちのめされて、そして…
シングルチャンネル・ビデオ
約9分
本作は、無意識のうちに現れる姿勢を記録する作品である。癖とは一瞬の動作ではなく、日々の生活の積み重ねが身体に沈殿した痕跡だ。本作では、映像を鑑賞している最中に生じる姿勢の変化を追い、その蓄積された時間を映像として可視化する。
シングルチャンネル・ビデオ
約13分
本作は、家族写真の中に見いだした祖父の靖国神社での写真と、オーストラリアのアーカイブに保存されている祖父の資料とが交差するなかで構成されている。作者は、写真、身体そして風景の「反転」から出発し、これまで隠されてきた層を浮かび上がらせ、正面と背面のあわいに新たな視点を探る。
シングルチャンネル・ビデオ
約11分
陰謀論者がどのように世界を捉えているか考察し、架空の陰謀論を話す人間を撮影した映像作品である。私が幼い時から、父親はよく私に陰謀論を話していた。私は結局信じなかったが、ずっと開いたパラレルワールドの扉を無視している感覚に陥った。この世界を捉えようとする人間の自然的欲求がなぜ、違和感を生み出すのか。パラレルワールドの作り方の足掛かりとしてこの映像を制作した。
シングルチャンネル・ビデオ
約14分
本作は、2024年から2025年へと続く内心の風景である。そこには、いまだどこにも着地しないまま揺れ続ける記録があり、家庭と自己のあいだを微かに往復する信号が漂っている。8ミリフィルムとデジタル、撮ることと撮られることが交錯しながら紡がれた日記的映像作品である。