メディア映像専攻の学生による「MEDIA PRACTICE 22-23」を開催いたします。修士二年生はこれからの活動の出発点となる「修了制作展」として、修士一年生は自らのテーマや問題意識のもとで取り組みはじめた作品の「成果発表会」として、修士課程の両学年が年次成果を併せて発表する展覧会です。
2020年のパンデミック以降、世界を分断するかのように社会や経済に軋みが現れ、私たちの日常は変わり続けています。コミュニケーションや経済活動は欲望の加速と紐づいたアルゴリズムに支えられ、世界の感触すら不確かなものになりつつあります。世界との接触が操作されている現在、個人の領域とは何かが問われているのです。
芸術表現は世界との接触によって生まれてきました。身近なメディアや技術を自明のものとせずに、自らが手を動かして世界を理解しようとするとき、はじめて世界と私との輪郭を形づくることができるのです。個人の生が揺らぐ時代において、表現とは私たちが生存するためのプラクティスになるでしょう。
本展では思考や意志を持ち続けることの意味を問い直し、表現者として世界を知ろうとした試みの成果を発表します。MEDIA PRACTICEは世界と接続するための場であり、それぞれが輪郭を保ちつつ共存する試みでもあります。MEDIA PRACTICEという私たちの想像力や実践が、世界の感触を確かめる手がかりになれば幸いです。
メディア映像専攻 16期生・17期生 一同
会期 2023年1月20日[金]― 22日[日]
開場時間 11:00 ― 19:00 ※最終入場は18:30まで
入場 無料
※感染対策を強化した上での開催にご協力していただきたく、あらかじめWEBサイト等に記載されている「来場方法のご案内」をお読みになりお越しください。
会場 東京藝術大学 横浜校地 元町中華街校舎
〒231-0023神奈川県横浜市中区山下町116
みなとみらい線「元町・中華街」駅 3番出口より徒歩約6分
JR京浜東北線・根岸線「石川町」駅 中華街口(北口)より徒歩約6分
主催 東京藝術大学大学院映像研究科 横浜市文化観光局
※「MEDIA PRACTICE 22-23」は東京藝術大学大学院映像研究科と横浜市文化観光局が連携して開催する地域貢献事業です。
【来場方法のご案内】
|ご来場のお客様へのお願い|
・発熱、咳などの風邪の症状がみられる方、体調に不安がある方、新型コロナウイルス感染者との濃厚接触者、新型コロナウイルス感染症の流行国からの渡航後に保健所や検閲所から健康観察を指示されている方のご来場はできません。
・来場時に検温を実施しており、37.5度以上の発熱が確認された場合、ご来場をご遠慮いただきます。
・会場内ではマスクの着用が必要です。
・手洗いおよびアルコール消毒にご協力ください。
・他のお客様と十分な間隔を保ってご観覧いただきますようお願いいたします。
・飛沫予防のため、会場内では会話をできるだけお控えください。
・展示作品、機械、備品にお手を触れないようお願いいたします。一部、触って鑑賞していただく作品がございます。お手を取る前と後に手指消毒にご協力ください。
|開催にあたっての感染対策の取り組み|
・来場者全員の検温
・混雑時の入場者の制限
・会場内の清掃、換気、消毒の実施
・会場内フロアごとにアルコール消毒液の設置
・スタッフ全員の検温および健康状態の確認
・スタッフのマスク着用
・東京藝術大学および横浜市の指針などに基づき、十分な感染症対策を講じています。