坂下雄一郎監督(映画専攻7期修了生)新作『決戦は日曜日』1月7日(金)より全国公開中!

 

7期監督領域修了生の坂下雄一郎監督の新作『決戦は日曜日』が1月7日(金)より新宿バルト9ほか全国公開中です!

 

【story】
とある地方都市。

谷村勉はこの地に強い地盤を持ち当選を続ける衆議院議員・川島昌平の私設秘書。秘書として経験も積み中堅となり、仕事に特別熱い思いはないが暮らしていくには満足な仕事と思っていた。

ところがある日、川島が病に倒れてしまう。そんなタイミングで衆議院が解散。後継候補として白羽の矢が立ったのは、川島の娘・有美。谷村は有美の補佐役として業務にあたることになったが、自由奔放、世間知らず、だけど謎の熱意だけはある有美に振り回される日々…。

でもまあ、父・川島の地盤は盤石。よほどのことがない限り当選は確実…だったのだが、政界に蔓延る古くからの慣習に納得できない有美はある行動を起こす――それは選挙に落ちること!

前代未聞の選挙戦の行方は?

 

【introduction】

『東京ウィンドオーケストラ』や『ピンカートンに会いにいく』など、コメディ映画の新時代を担う坂下雄一郎監督。約5年の月日をかけて執筆したオリジナル脚本に惚れ込み出演を快諾した窪田正孝が主人公の議員秘書・谷村を、そして面倒くさい熱意で谷村を振り回す政界に無知な二世候補・川島有美役には本格コメディ映画初挑戦となる宮沢りえが務める。さらに有美を支える曲者揃いの秘書軍団には、今最も勢いのある若手俳優・赤楚衛二のほか、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真など人気・実力を誇る役者陣が集結した。

 
【cast】
窪田正孝・宮沢りえ・赤楚衛二・内田慈・小市慢太郎・音尾琢真

 

【coment】

始まりは5年ほど前「なにかやりたい企画はありますか?」と聞かれました。 そういう打ち合わせと思ってなかったのでなにも用意しておらず、その場でひねり出したのがきっかけです。

軽い思い付きで始まったものの、議員事務所への取材など企画開発しながら、政治業界の持つ独特なルール、誰でも関わりがあるはずなのにあまり知らない選挙の世界に、この題材の可能性が膨らんでいきました。 主人公を候補者本人ではなくその秘書にしたのは、体制に反発しがちな候補者側よりも、保守的な体制側の人間である秘書目線の方が皮肉さが増して面白いのではという定番の発想からです。 脚本に何度も改稿を重ねた数年の間、政治に関する様々なニュースが物語に影響をおよぼしました。現代社会を描いた映画というと大げさですが、今の時代を生きる人に、なにかしら思うところのある映画になっているかもとは思っています。

キャスティングに関して説明するのが難しいのですが、基本はいつも感覚です。役柄がどうとかあまり理屈で考えずに、脚本をその役者さんが演じている姿を頭の中で思い浮かべます。 窪田さんと宮沢さんを想像したとき、曖昧ですが言葉では説明できない優れたイメージが浮かび興奮しました。これは絶対よくなるに違いない、と思いました。想像ですが。 その後の撮影では当然自分の想像なんてちっぽけに感じるほど、お二人によって鮮やかな人間像が形づくられていきました。窪田さんが演じる真面目だけど諦念を抱えた秘書、宮沢さんが演じるお嬢様育ちでわがままにも見えるけど芯の通った候補がどうなったか、ぜひ劇場でご覧いただければ嬉しいです。
(公式HPより引用)

                                            

 

公式HP
https://kessen-movie.com/

公開:新宿バルト9 ほか全国公開中
配給:クロックワークス

(C)2021「決戦は日曜日」製作委員会

 

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